その光景だけでは満足できなかったのか、ランジェリーブランドのヴィクトリアズ・シークレットは再び有名ジュエラーのモワード(Mouawad)と提携し、モデルたちをゴールドやダイヤモンド、宝石で飾り立てた。
【写真】ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー
過去の提携では、宝石を散りばめた高級ブラのデザインや製作を担当したモワードだが、11月30日にパリで行われた(12月5日夜にその模様がCBSで放送された)今年のショーではモワードが誇る傑作ジュエリーの数々でモデルたちを引き立てた。その価値は金額にして1,200万ドル(約13億6,500万円)を上回る。
モワードがヴィクトリアズ・シークレットに協力するようになって16年になる。創業126年の同社は毎回ショーの数か月前から準備を行い、ショーではそのジュエリーにも大いに期待がよせられた。
「エンジェル」と呼ばれるヴィクトリアズ・シークレットの看板モデル、リリー・オルドリッジが身に着けたのは、ブルーアイリス・ダイヤモンドとサファイアを使ったイヤリング、ネックレスとブレスレット。18カラットのホワイトゴールド台にダイヤとサファイアをあしらったものだ。レオミー・アンダーソンは、オリアナダイヤモンドとサファイアのセットを身につけランウェイを闊歩した。
世界的な宝石メーカーであるモワードは、複数のギネス世界記録を保持している。世界最大のダイヤモンド(407.48カラット)を使った5,500万ドル(約62億6,000万円)のネックレス「ザ・インコンペアラブル(The Incomparable)」もその1つだ。
また2003年には、ヴィクトリアズ・シークレットのショーのために製作したセクシー・ファンシーブラが世界で最も豪華で高価な下着(1,100万ドル=約12億5,000万円)としてギネス世界記録に認定された。