同アルバムは英国の“ミッドウィーク(週の半ば)”の集計で6万6,000枚の累計セールスをあげており、好調な売れ行きは他の諸国にも波及しそうだ。今回のアルバムは1994年の「Voodoo Lounge」以来のヒットになる可能性もある。
「Blue & Lonesome」はストーンズ初の全曲カバーアルバム。彼らのロックンロールの原点に立ち返る曲を、昨年の12月にたった3日間でレコーディングしたという。録音スタジオは彼らがキャリアをスタートさせた、ロンドン西部のブリティッシュ・グローヴ・スタジオだ。
エリック・クラプトンも参加
レコーディングには偶然隣のスタジオで録音中だったエリック・クラプトンが2曲、ゲスト参加している。プロデュースはドン・ウォズとグリマー・ツインズが務めた。
ローリング・ストーンズはフォーブスの「世界で最も稼ぐミュージシャンランキング」2016年版で8位にランクイン。27回の公演で6650万ドルを稼ぎ出し、ジャスティン・ビーバーやケイティ・ペリーといった若手らを圧倒した。
ただし、ミッドウィークの集計が必ずしも正しいとは限らない。先週はベテラン女性シンガーのケイト・ブッシュが、ミッドウィークの集計で30年のキャリアで初のナンバーワンになると期待されたが、ガールズグループの「リトル・ミックス」に行く手を阻まれた。
しかし、ストーンズは2位のMICHAEL BALL & ALFIE BOEを大きく引き離しており、ナンバーワンへの期待は高まっている。3位には来年没後40周年を迎えるエルヴィス・プレスリーがロイヤル・フィルと共演したアルバム「ワンダー・オブ・ユー」が入っている。