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フリーランスのライター・編集者

WeWork共同創設者のミゲル・マケルビー(photographs by Malcolm Brown)

凡庸なオフィスからは革新的なアイデアは生まれてこないー。

シリコンバレーを中心に、多くの先進的な企業でそんな考えが広がっている。クリエイティブな人たちがこぞって入居するという、話題のオフィスを訪ねた。


イーストリバーに程近いニューヨーク・マンハッタンの高層ビル。約束の30分ほど前にオフィスを訪ねた我々取材陣は、意表を突かれた。

そこにいたのは、どこかのテレビ局クルー。広報担当者(1週間前に入社したばかりだという)はしきりに時間を気にしている様子で、スケジュールが書かれたメモを何度も見返している。その紙には、なんと国内外の有名なテレビ、雑誌、オンラインメディアなどとの面会予定が分刻みで記されていた。この日だけでいったい何件の取材が入っているのか……。

世界中からメディアの取材が今“殺到”しているこの企業こそ、WeWork(ウィーワーク)だ。おそらく同社ほど、知名度と企業価値が一致していないスタートアップも珍しいだろう。

WeWorkはシェアオフィス事業(いわゆるコワーキングスペース)を展開するアメリカのスタートアップ。だが、ただの会員制のレンタルオフィスか、と侮るなかれ。企業価値は160億ドル(約1兆6,000億円)に達し、今をときめくLyftやStripe、Slack、Warby Parkerを合わせた額よりも多いーといえば、きっと読者も驚くのではないだろうか。

創業からわずか6年で、世界30都市以上に進出し、会員数は6万人超(日本は未進出)。ニューヨーク市内だけで32カ所もあるそうで(10月中旬時点)、まさに破竹の勢いといって過言ではない。

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なぜWeWorkはここまで顧客たちに支持されるのか。

ロックンローラーのような風貌をしたカリスマCEOのアダム・ニューマンはこの日、あいにく不在。代わりに対応してくれたのは、共同創業者で大学時代にバスケットボール選手として活躍したという長身のチーフ・クリエイティブ・オフィサー、ミゲル・マケルビー(42)だ。今回はWeWork流の「クリエイティブなオフィス環境」について話を聞きたかったので、むしろ適任だろう。

ミゲルと1分でも会話をすれば、WeWorkがただの不動産会社ではないことに気づく。顧客サービスを説明するのに、彼は「UX(ユーザー・エクスピリエンス)」なる言葉を持ち出すのだ。

文=増谷 康

 

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