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I write about the business of marijuana.

melis / shtuterstock.com

「モノ」より「経験」を好むミレニアル世代が、クリスマス商戦に変化を起こし始めている。

イベントチケット売買サイトのスタブハブ(StubHub)によれば、11月のギフトカードの売上は対前年比で20%増加した。Eコマースのクリスマス商戦開始日「サイバーマンデー」には、前年比25%の大幅増を記録した。

「モノより経験への需要が上回っている」と、スタブハブのスコット・カトラー社長は言う。彼によれば、同社の調査に協力した数千人の回答者のうちほぼ全員が、初めて行ったコンサートを覚えていたという(確かに。私も1975年に初めて行ったロックバンド「レア・アース」のコンサートを今でも覚えている)。

ギフトを贈る側としても、ワインやセーター、最新のDVDなどはすぐに忘れられてしまうが、“前から欲しかったチケットを手にするチャンス”ならば、しばらくは記憶に残ると考えるだろう。

スタブハブの消費者調査は、ギフト選びにおけるこの変化を裏付けている。調査に回答した人の75%が、贈り物をするなら「忘れられない体験」がいいと回答した。調査は、アメリカおよび各国の主要都市に住む2,000人以上を対象に実施。その結果、ライブイベントが「贈りたい・贈られたいギフト」ランキングの1位に輝いた。

回答者の45%が、ギフトカードの中から選ぶならライブイベントが一番いいと回答したのだ。スタブハブのギフトカードでは、贈られた側が希望の日時にコンサートや演劇、スポーツイベントのチケットを購入することができる。

カトラーによれば、依然として一番人気のチケットはブロードウェイのミュージカル『ハミルトン』だ。今後は他の都市でのツアーが始まる。そのほかにスーパーボウルやNBAファイナルなどのスポーツイベントも人気が高いという。

スタブハブの親会社であるイーベイは前四半期、スタブハブの純売上高がこの1年で31%増加したと報告した。年初から9か月の間では34%の増加だ。

またイベントの運営・計画や宣伝を支援するイベントブライトが発表した調査報告によれば、「ミレニアル世代の4人に3人以上(78%)は、自分が欲しいモノよりも、楽しい経験やイベントにお金を使おうとする。またこの世代の55%は、これまで以上にイベントやライブなどの体験に多く支出している」という。

同調査では、「ミレニアル世代の72%が、2017年はモノよりも経験への支出を増やしたいと回答。物質主義から離れ、実体験を好む傾向にある」ことも判明した。

衣料品などの「モノ」を販売している小売各社にとっては、朗報とは言えないだろう。だがこの傾向は、贈り物の在り方を確実に変えるものだ。

編集=森 美歩

 

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