筆者の元には様々なメーカーからクリスマスに向けてのセールスのメールが送られてくるが、ペブルからは一切そういったメールが届いていないことを不審に思っていた。この異変の裏にはこうした事情があったのかもしれない。
“ペブルの死”が目前に迫っているのであれば、今すぐペブルを購入することをお勧めする。
ペブルが独立企業として消滅したとしても、スマートウォッチの「Pebble 2」は洗練された技術の結晶なので安心してほしい。心拍数モニターや通知、音声応答などの機能が付いて129ドル(約1万4,600円)で買えるスマートウォッチは現在ほかにない。Pebble 2にないのはカラースクリーンぐらいだ。
一方で心配なのはPebble 2の後に発売予定の「Time 2」について出荷予定日が連絡されてこないことだ。キックスターター上では11月出荷となっているが、その後も新たな情報はもたらされていない。1月に出荷予定のフィットネス・トラッカー「Core」に至ってはさらに情報が少ない。FitBitがペブルを買収すれば、未出荷のTime 2とCoreはキャンセルになるのかもしれない。
筆者はペブルにコメントを求めており、エリック・ミンコフスキーCEOとも買収の噂について話す機会を持ちたいと思っている。もし、あなたがこのクリスマスにスマートウォッチを買いたいと考えるなら、現在最もお勧めできるのはPebble 2だ。洗練されたデザインで、高機能であり類似製品と比べてかなり安く手に入る。買えるうちに買うのが得策だ。