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2016.12.05

自動運転車に望まれる7つの関連規則 米市民の本音とは

photo by Shoji Fujita / gettyimages


4. 自動調光ガラスなどの採用

停車中の車の中で他人が何をしているかを見たくないし、自分が人に見られるのも嫌だ。良い眺めではないだろう。

5. 選択可能なドライブモード

多くの自動車にはドライブモードが搭載されており、例えば「エコ」や「スポーツ」を選べば、抑制的な走行も積極的な攻めの走りもできる。

今後、スポーツカーが完全になくなるとは思えない。そこで、高速道路での“高圧的でも安全な”追い越しや粘り強いコーナリングが可能になるように、自動運転車は所有者の希望に応じて、制限速度を超えた走行もできるようにするべきだ。ただ、これを認める場合には、法的な対応や自動車保険の内容の見直しも必要になるだろう。

6. 店舗などとしての使用

オフィススペースを借りたり購入したりするよりも、車内が広い自動運転車を仕事場として使う方がコストの面で都合が良いという仕事もあるだろう。美容師や理容師、ペットトリマーなどは、車があれば十分営業ができそうだ。

7. 飲酒に関する法改正

自動車の運転が完全に自動化されて人間の介入が一切不要になれば(米運輸省はこの状態を「レベル5」と定義)、私たちは後部座席でゆったりくつろぎながら、ドライブを楽しむことができるようになる。そうなれば、車内での飲酒に関する各州の法律を改正する必要が出てくるだろう。

飲酒が認められればすぐにも、配車サービス大手のリフトやウーバーなどが、運用する車にミニバーを設置するようになるかもしれない。

いずれせよ、私たちは自動運転車が多数を占めるようになる未来に向かって手を振り、その到来を待っている。

編集 = 木内涼子

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