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2016.12.03

次期米大統領の娘婿にして腹心、ジャレッド・クシュナーが語る激動の半生

クシュナーとイヴァンカ(Photo by Mike Coppola/Getty Images for People.com)


自身の政治的立場についてはこう語る。「まだ決めていない。変化しているところだ。民主党に賛同できない点はあるし、共和党にも賛同できない点はある。政界は既存の枠に人々を当てはめようとする。トランプは自分自身の枠を作っていると思う。良いところを掛け合わせ、駄目なところを捨てて」

今後の進む道は

友人の中には、自分の価値観を脅かす候補者を支援するクシュナーに対し、怒りのメッセージを送ってきた人々もいたという。「どの政治家を支持するかによって友人関係やビジネス関係を解消するような人は、人格者とは言えない」「自分が信じることは、たとえ不人気だとしても、突き通さなければだめだ」

トランプ陣営を勝利に導き、次期大統領の腹心となったクシュナーの元には今後、こうした友人の多くが手の平を返して戻ってくるだろう。その力をどう使うかは、本人次第だ。だがクシュナーは今のところ、控えめな態度を保っている。

「たくさんの人から、もっと公式な立場で関わってほしいと頼まれている。それが家族や事業にどう影響するのか、いろいろな意味で正しい選択であるのかを考えなければいけない」

翻訳・編集=遠藤宗生

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