より高度なゲームも職場に導入することが可能だ。バーチャルリアリティーの要素を活用してリアルタイムの情報の流れを視覚化することもできれば、ロールプレイングの要素を活用して異なる視点を探ることもできる。
自分以外の人物の役を演じ、自分と異なるスキルセットを用いて目標達成を目指すのを体験できるのだ。ゲーム化することでシミュレーションも可能になるため、異なる手法を試し、試行錯誤してそこから学ぶことができる。
複数のプレーヤーで楽しむゲームには、大きく異なるスキルを持つ複数のキャラクターがいて、勝つためにはその全てのスキルが必要となるためチームワークを培うのにも役立つ。
これらの異なるゲーム化システムのうち、あなたの組織ではどれを導入し始めることができるだろうか。以下に、高度なゲーミフィケーションに含まれるべき要素を紹介しよう。
・内省:実行+内省=学び
・解説:物語風の説明で、各ステージの間にいるプレーヤーを内省へと導く
・選択:参加メンバーに目標やスコア獲得法、何を追求するかなどの選択権を与える
・情報:メンバーが現実問題に直結するものを見出し、ゲームなしでも取り組みを続行できるようにする
・遊び:失敗や無制限の探求を通じた実験、創造、学びの場
・エンゲージメント:メンバーが熱心に取り組み、同僚とつながり、異なる視点を得るために活用する
ゲーミフィケーションの概念はシンプルに思えるが、ビジネスやチームはそれぞれ異なるため、導入についてはブレインストーミングが必要だ。財務チームは順位表で成績を公表するのに賛成でも、人事部がそれに反対の場合には、異なるアプローチを試して各部署にとって等しく説得力のあるものを見出そう。
あなたのチームの目標達成にゲーミフィケーションは役立つことができるだろうか。チーム内にゲーマーがいたら、聞いてみるといいだろう。