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2016.11.30 08:30

ブラックフライデーの米ネット通販、玩具の人気商品は「レゴ」など 

Photo by Daniel Knighton/Getty Images

今年のブラックフライデーだった11月25日、米国のオンラインショッピングは新たな記録を達成した。ソフトウェア大手アドビシステムズが企業のマーケティング動向を調査、定期的に公表している「アドビ・デジタル・インサイツ(ADI) 」によれば、携帯端末を通じた注文が前年比33%の増加を記録、同国の小売業界史上初めて、1日当たりの売上高が10億ドル(約1,120億円)を超えたのだ。

そうした中、25日に最も売れ行きが良かった商品のうち、玩具の上位5商品は「レゴクリエイター」、電動スクーターの「レイザー」、トイガンの「ナーフ」、DIJのドローン「ファントム」、「バービードリームハウス」だったことが分かった。

また、電子機器の上位はアップルのiPad、サムスンの4kテレビ、アップルのマックブックエア、LGのテレビ、マイクロソフトのXboxとなっている。

その他、売り切れになる可能性が高い商品として、任天堂のファミコン「NESクラシック」と3DSの「ソルガレオ・ルナアーラ ブラック・エディション」、プレイステーション(PS)4向けのVRヘッドマウントディスプレイ「PlayStation VRバンドル版」、PS 4「コールオブデューティ ブラックオプス バンドル」、Xbox One「マッデンNFL 17コントローラー セット」などが挙げられた。

これら人気商品のうち、特に300ドル以下のものが在庫切れとなる可能性は、その他の価格帯の商品より20%以上高くなっている。子どもにプレゼントとして購入する予定がある人は、急いだ方がよさそうだという。

一方、11月1~24日に最もよく売れたのはPS4のコンソールで、マイクロソフトのXbox Oneを上回った。ADIによれば、ゲームのコンソールはブラックフライデーの25日、感謝祭の24日より3.2%高い価格で販売された。

小売業界は新記録を樹立

ADIによれば、今年のブラックフライデーは特に、スマートフォンで買い物する人が多かった。顧客転換率は昨年の1.3%から2.4%上昇。また、IOS搭載のスマホからの注文額は一人当たり平均142ドル(約1万5,900円)で、アンドロイド搭載の携帯電話の平均130ドルを上回った。

ADIの主席アナリスト、タマラ・ガフニーは、「夜間の数時間は顧客転換率が全ての携帯端末で上昇。利用者らは前例のないレベルで買い物をした」と説明している。25日の売上高は約33億4,000万ドルに上り、「一年で最もネットショッピングが盛り上がる日」は、ブラックフライデーがサイバーマンデー(今年は11月28日)に取って代わったかもしれないという。

これらADIのデータは、米国の小売業者上位100社のオンライン取引の80%が対象。各社ウェブサイトへの訪問者数およそ226億人の購買記録から割り出したものとなっている。

編集 = 木内涼子

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