史上最も稼いだホラー映画10選 首位は北米のみで400億円突破作品

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ドナルド・トランプが米国大統領選挙で勝利したことは、世界の人々にとってホラー映画よりも怖い現実と言えるかもしれない。ここではトランプの大統領選出を機に、これまでのホラー映画のベストヒット作品を振り返ってみることにした。

1. ジュラシック・パーク(1993年)
北米収入:4億200万ドル(約447億円)

スティーヴン・スピルバーグ監督作品。1993年6月に公開され、1週目の週末の興行収入が記録的な5,000万ドル(約56億円)をマークした。アメリカ国内での興行収入は歴代1位の「E.T.」に次ぐ3億5,900万ドル(約400億円)だったが、2016年にコンプリートボックスが発売されてから4億ドルを超え、世界的には10億ドル(約1,110億円)を上回っている。史上最高のサイエンスフィクション映画の1つであり、CG映画のベンチマークとされている。

2. シックス・センス(1999年)
北米収入:2億9,300万ドル(約325億円)

M・ナイト・シャマラン監督のこの作品は超自然的ホラー映画で歴代1位の興行収入を記録した。公開後5週目と6週目の週末の興行収入は、「アバター」と「タイタニック」に次ぐ3位だ。この作品によってシャマランは脚本家および監督としての地位を確かなものとし、アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされた。

3. JAWS/ジョーズ(1975年)
北米収入:2億6,000万ドル(約289億円)

近代に入ってから初めてのブロックバスター(大ヒット作)となった恐怖映画の1つであり、「スターウォーズ」と同様に世界的ヒットとなった。1975年6月下旬に409スクリーンで公開されると700万ドル(約7億7,800万円)の興行収入を上げた。

4. アイ・アム・レジェンド(2007年)
北米収入:2億5,600万ドル(約284億円)

フランシス・ローレンス監督による世界滅亡後を描いたサイエンスフィクション・ホラー映画。12月に公開されたクリスマス関連でない映画としては公開1週目の興行収入が歴代1位となっている。

5. 宇宙戦争(2005年)
北米収入:2億3,400万ドル(約260億円)

スピルバーグ監督による背筋も凍るような宇宙人による侵略を描いた映画。公開当初、9.11同時多発テロ後の惨状を暗示していると捉えられた。興行収入は全世界で7億400万ドル(約782億円)であり、2005年の4位に入っている。
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編集=上田裕資

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