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Andrea Obzerova / shutterstock

書籍販売についての調査を行っているニールセン・ブックスキャンによれば、米国で“大人の塗り絵”の販売部数が急増している。2014年に100万部だったのが、2015年には1,200万部に達し、1年間で1,100%の伸びとなった。

この急成長を考えれば、ケーブルテレビのHBOやナショナル・ジオグラフィック、玩具メーカーのクレヨラなどが、この分野に進出を決めたのも納得がいくだろう。格闘家のジャン・クロード・ヴァン・ダムまでもが、大人向けの塗り絵を販売している。

大人の塗り絵が流行し始めたのは比較的最近のことだ。2013年にスコットランド出身の作家兼イラストレーター、ジョハンナ・バスフォードが『ひみつの花園:花いっぱいのぬりえブック』を発表。これをワシントン・ポスト紙は「装飾や花が詳細に描かれていて、イラストの中に隠れているものを見つける『ウォーリーをさがせ!』的な面白さがある」と称賛した。

本の内容も、ターゲットとした顧客層も、発売のタイミングも全てが適切だったのだ。

書店チェーン、バーンズ&ノーブルの販売担当責任者メアリー・アミクッチは、大人の塗り絵について「子どもの頃を思い出させる、懐かしい感じ」が人気の理由だと分析する。

バスフォードの『ひみつの花園』や同様の作品は成功をおさめたが、実際に大人の塗り絵が爆発的に広まったのは、ライセンス制度が導入されてからだ。

「大人の塗り絵は、ライセンシング業界に突如出現した新しいカテゴリーだ」と、国際ライセンシング・ビジネス協会(LIMA)のマーティー・ブロックスタインは言う。「ライセンス制度は、男性や女性、SF好きやファンタジーのファンといった、“特定のオーディエンス”の心をつかむ方法の1つだ」

ブロックスタインは、ライセンス制度の導入により、大人の塗り絵と様々なブランドや小売業者(書店、手芸用品店、量販店や百貨店)が融合し、ビジネス拡大の助けになると指摘する。

編集=森 美歩

 

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