また、CLI調査の結果からは、ミレニアル世代は低価格の車を購入した人も含めて、自分の車を他のどの世代よりも大切にする傾向があるということが分かった。例えば、大衆車カテゴリーで1位になった日産「ジューク」を所有する人たちの同モデルに対する評価は、消費者全般のアウディ「A5カブリオレ」に対する評価よりも高い。アウディのこのモデルは、高級ロードスター・コンバーチブル部門の「最も愛される車」だ。
世代間の違いミレニアル世代以外の年齢層がCLIで上位に挙げたのは、テスラの「モデルS」だった。電気自動車であるという環境重視の特徴に加えて、パフォーマンスとテクノロジー、スタイリングなどが高く評価された。
一方、メーカーとしての全体的な評価では、フォルクスワーゲンがトップだった。一連の「ディーゼルゲート」スキャンダルとその後のリコール、買い戻しといったことがあっても、高い評価を維持している。
高級車部門と大衆車部門でそれぞれ最も愛されているブランドは、ポルシェとMINIだった。価格2万6,000ドル(約281万円)以下の車部門では、メルセデスのシティコンパクト新型スマート「フォーツー」が1位。興味深いことに、このモデルはミレニアル世代に愛される車のリストには入っていない。
ミレニアル世代が愛する5モデル「大衆車」と「高級車」のカテゴリー別にみた米ミレニアル世代に最も愛されている車のベスト5は、以下のとおりだった。
・大衆車1位
日産 ジューク2位
フォルクスワーゲン ゴルフ GTI3位
スバル クロストレック4位 スバル レガシィ
5位 ジープ ラングラーアンリミテッド
・高級車1位
メルセデス・ベンツ Cクラス セダン2位
BMW 3シリーズ セダン3位
BMW X14位 BMW X5
5位 インフィニティ Q50 セダン