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マット・マロニーCEO (photo by Neilson Barnard / gettyimages)

米国で4万4,000軒以上のレストランの宅配事業を手がけるスタートアップ企業、グラブハブ(GrubHub)のマット・マロニーCEOは、トランプ政権誕生に関する彼の考えを社員宛てのメールで述べた。

米国ではティム・クックやジェフ・ベゾス、マーク・ザッカーバーグらのCEOが、トランプに対する意見を表明しているが、マロニーの意見は他の誰よりも激しい。

「トランプのように人種的マイノリティや移民らを侮辱し、からかうような振る舞いは、グラブハブでは一切許されるものではない」と、マロニーは全社員に宛てたメールで述べた。

「仮にトランプのような人間がこの会社に居たなら、即刻仕事を辞めてもらう」

さらにマロニーは「トランプのナショナリズムを煽る、反移民的で、ヘイト的な政治信条はグラブハブでは受け入れられない」と宣言した。

「私は会社のメンバーであれ、世間の人々であれ、米国で暮らす人々が安心してより良い暮らしを送れることを望んでいる。私や会社のメンバーらは人々の権利を守るために立ち上がる」と彼は続けた。

「この声明に同意できない者が居たなら、辞職の申し入れをメールしてほしい。なぜならあなたの場所はここには無いからだ。我々はヘイトな行ないを許さない」

Foxニュースはこの件を「マロニーがトランプ支持者に辞職を迫った」と報道したが、それは誤報だとフォーブスの取材に応えた。

「従業員がトランプに投票しても、何の問題もありません」と彼は言う。「トランプの憎悪に満ちた声明に同意する社員が居てもいいのです。しかし、この会社で差別やヘイトスピーチが行なわれることは許しません。私は社員が誰かに傷つけられたり、侮辱されたりすることを許しません」

マロニーの発言に対し、グラブハブには膨大な抗議の声が押し寄せた。今後一切、グラブハブを利用しないという声もあがった。しかし、社員や多くの外部の人々から、彼の行ないを賞賛する声も寄せられた。

社員宛てのメールをマロニーは次のように結んでいる。

「今日の朝のヒラリー・クリントンの演説をここで繰り返したい。新政権の誕生を広い心で受け入れ、彼らのリーダーシップに期待したい。しかし、自分が正しいと信じるもののために、戦うことには価値があるのだ。私はそれを信じ続けていきたい」

編集=上田裕資

 

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