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We write about progressive work practices for a busy world.

Photo by Daxiao Productions / Shutterstock.com

「マルチタスク」は生き残るための戦略だー-。科学的にそれが誤りであることが示されてきたにもかかわらず、こうした主張は今もしぶとく残っている。

確かに、車で仕事に向かいながらポッドキャストを聴くことは可能だ。だがそれは、それらのタスクのうち積極的な認知的関与を必要とするものが1つだけだからだ。同時処理が求められるタスクの場合、98%の人が2つのタスクを一度に行うことはできない。運転していて道に迷った時にラジオを消すのは、正しい道を見つけるために認知力をフルに発揮するためなのだ。

仕事にも同じことが言える。会議中にメールをチェックしている時、注意力は会議から受信ボックスへと移っている。会議に出席してはいるが、認知機能を働かせて取り組んではいない状態だ。

しかし、マルチタスクはしない方がいいと分かっていながらも、私たちはそれをやめられないようだ。それは私たちの脳が、マルチタスクを愛するようにできているからだ。

まず、ドーパミンという脳内物質がその理由の一つだ。見返りへの期待、予測不可能性、タスクを完了させたという満足感が、その放出を促している。例えばこんな覚えはないだろうか?

1. 会議や重要プロジェクトの最中に、メール受信のポップアップ通知が表示される。

2. 無視したいが、既にドーパミンが放出され好奇心を活性化させている。送り主は? 重要なメールだろうか? 緊急? 朗報だろうか? どうにも我慢できなくなって、緊急ではないことを確認するためにさっと覗いてみる。

3. 緊急のメールではない。だが、もう気持ちはメールに向いている。すぐに“返信”というタスクを完了しなければ。達成するまではすぐだ。再びドーパミンに放出合図が出て、メールに返信をする。その満足感でさらにドーパミンが放出される。

4. もう止まらない。ほかにも返事を待っているメールがある。そうして気づくと、会議は終わっている。

第2に、私たちは気分を紛らわせるのが好きなのだ。1つのことに集中している方がより良い成果が上がることを示すデータがあるにもかかわらず、私たちは、同時に複数のことをしている時の方がより多くのことを達成している気分になる。

マルチタスクは最も効率的な働き方ではないのに、努力がより少なくて済むように感じられ、1つのことに集中するよりもずっと楽しいように思えるのだ。

編集=森 美歩

 

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