また、日本からはサントリーを経営する佐治家が18位に、森ビルの森家が24位に名を連ねた。
50位までに名前が挙がった家族が経営する企業は、さまざまな分野で国際的に事業を展開している。業種は上位5社だけをみても、テクノロジーから家畜生産、不動産など、多岐にわたる。
今回のリストで注目すべき点は、インドの存在感が高まっていることだ。17社がインド企業となっており、これらを経営する一族のうち3家族は、今回が初のランク入りとなった。
ランキングは、3世代以上にわたってアジアを拠点に事業を拡大してきた家族を対象としている。50位までの一族が保有する資産の総額は、5,190億ドル(約54兆7,900億円)。今年50位だった一族の保有資産は、昨年より5億ドル多い34億ドルとなった。
各家族の資産を割り出すにあたっては、2016年10月28日時点での株価と為替レートを基準とした。非公開企業については、同様のビジネスを行う上場企業の資産を参考にした。
アジアの富豪一族資産ランキング TOP5(一族:国、資産、会社)
1位 李(イ):韓国、296億ドル、サムスン財閥
2位 ジアラワノン:タイ、277億ドル、CPグループ
3位 アンバニ :インド、258億ドル、リライアンス財閥
4位 郭(クオック):香港、252億ドル、サンフンカイ・プロパティーズ
5位 李(リ):香港、247億ドル、へンダーソンランド・デベロップメント
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