海外ブランドの出品も増加
シングルデーはグローバル取引のチャンネルとしても存在感を高めている。シングルデーのセールは消費者とブランドを結ぶだけではなく、中国と世界をつなぐ。アリババのB2CマーケットプレイスTmallは、香港の地下鉄にシングルデーの広告を掲示するなど、台湾と香港でも浸透を図って来た。既にシングルデーの売上の10%は、海外から出品されたブランドによるものだ。
一ヶ月間に及ぶ大イベント
シングルデーに向けたプロモーション活動は10月から行われている。ブランドはこの期間に口コミを広げ、マーケットを拡大するために精力的に動く。シングルデーはショップと消費者の双方のためにある。
VRショッピング等のイノベーションも
シングルデーにはEコマースのイノベーションも満載だ。アリババはこの期間に合わせ、ポケモン GOのようなARゲームをリリースする。そこではTmallのマスコットの黒猫が登場し、ユーザーたちは猫を追いかける。
また、今年はスマホとVRヘッドセットを使って、ニューヨークのリアル店舗で買い物しているような体験を得られるVRショッピングも目玉企画となっている。服やコスメを画面上で試すことができるモバイルアプリも用意されている。