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2016.11.19 15:00

1位はオペラ座の怪人、本が原作のミュージカル 歴代収益トップ10

SOURCE: NIELSEN BOOKSCAN; THE BROADWAY LEAGUE

アメリカの演劇界で最も権威のあるトニー賞で、最優秀作品賞を含む史上最多の11部門を受賞したブロードウェイ・ミュージカル「ハミルトン」。劇作家のリン=マニュエル・ミランダが、ロン・チャーノウ著『アレグザンダー・ハミルトン伝─アメリカを近代国家につくり上げた天才政治家』(邦訳:日経BP社刊)をヒップホップ調で構成したことが大きな話題を呼んだ。

ミュージカルの人気から原作も注目を集めており、現在までに62万部以上が売れている。そこで今回は、本を原作にしたミュージカルの収益ランキングをご紹介しよう。

1位 The Phantom of the Opera /オペラ座の怪人

総収益:10億600万ドル
原作:ガストン・ルルー著『オペラ座の怪人』
販売部数:29万3,000部

謎の「天使の声」に導かれて頭角を現す女優クリスティーヌ・ダーエと恋人のラウル・シャニュイ子爵の葛藤、ファントム(怪人)のエリックの暴走を描く悲劇。1986年のアンドルー・ロイド・ウェバー版が世界的なヒットを記録した。

2位 Wicked /ウィケッド

総収益:10億300万ドル
原作:グレゴリー・マグワイア著『ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語』
販売部数:360万部

冒険物語『オズの魔法使い』の裏話としてつくられた作品。西の悪い魔女・エルファバと南の良い魔女・グリンダの知られざる友情を描いている。2003年にブロードウェイで上演されて以降、世界各国でロングランを記録している。

3位 Les Miserables /レ・ミゼラブル

総収益:5億3,890万ドル
原作:ヴィクトル・ユゴー著『ああ無情』
販売部数:90万6,000部

一本のパンを盗んだために19年間も監獄生活を送り、やがては改心するジャン・ヴァルジャンの波乱の生涯を描いた作品。2012年にはヒュー・ジャックマン主演の映画版が公開され、アカデミー賞作品賞などにノミネートされている。

4位 Beauty and the Beast /美女と野獣

総収益:4億2,920万ドル
原作:J・L・ド・ボーモン夫人著『美女と野獣』
販売部数:41万7,000部

魔法で醜い野獣の姿に変えられた王子と、一緒に暮らすことになった美しい村娘のベルが織りなすラブストーリー。ディズニー映画を原作としており、同社初の劇場ミュージカルとして制作された。1994年にブロードウェイで初演。

5位 Cats /キャッツ

総収益:3億6,640万ドル
原作:T・S・エリオット著『キャッツ─ポッサムおじさんの猫とつき合う法』
販売部数:15万5,000部

天国に昇る一匹を選ぶ「ジェリクル舞踏会」に参加するべく、都会のゴミ捨て場に集まってきたネコたちを描いた物語。躍動感に溢れる踊りが話題を呼び、『メモリー』など数々の名曲も生まれている。今年の5月に、長編映画化が決まった。
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編集 = Forbes JAPAN 編集部

この記事は 「Forbes JAPAN No.28 2016年11月号(2016/09/24発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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