I write about shoes, diamonds and other objects of obsession.


言い換えれば、ダイヤモンドは今も不動の人気を誇る商品なのだ。ダイヤの婚約指輪は今でもよく売れている。結婚情報サイトのザ・ノット(The Knot)が結婚を控えた女性を対象に毎年実施している調査によれば、現代のカップルは婚約指輪に平均5,871ドル(約61万円)を費やしている。米国の平均結婚年齢が28歳であることから、購入しているのはほぼ間違いなくミレニアル世代と言ってもいい。

ミレニアル世代の最年少はまだ15歳だ。つまり今後10年以上にわたり、この世代に良いアピールをしていかなければならない。そこで業界が直面するもう一つの障壁が、ダイヤとその波乱に満ちた歴史についての消費者の意識の高まりだ。

ブラッド・ダイヤモンドをめぐる報道は、ダイヤのイメージとともに、1938年にデビアスが謳い始めた「ダイヤモンドは永遠の輝き」という有名なキャッチコピーにも悪影響を及ぼしている。

デビアスは、競争の激しい高級品市場においてミレニアル世代の関心を得続けるにはかなりの努力が必要になるだろうと認めている。だがミレニアル世代がダイヤモンドに興味がないと考える理由はない。むしろ、ビヨンセの『シングル・レディース(プット・ア・リング・オン・イット)』に合わせて歌い、ソーシャルメディア上で「指輪の自撮り」の流行を生んだこの世代は、少なくとも今は、ダイヤモンドが大好きなように思える。

編集=森 美歩

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