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2016.11.06 18:30

フォーブス選定、次世代のユニコーン25社 「ミレニアル世代のコストコ」他

Payal Kadakia, Co-Founder and CEO of ClassPass (photo by Noam Galai)

スタートアップは、アメリカ経済の成長エンジンだ。エアービーアンドビーやウーバー、スナップチャットの登場で人々の暮らしやコミュニケーションのあり方は大きく変わった。

フォーブスは昨年に続き、次世代のユニコーンとなり得る米国のスタートアップ企業25社を選出した。クラウドファンディングサイトを運営する「GoFundMe」は、ユニコーンに最も近い企業の一つ。「Fuze」はコミュニケーションを統合する“ユニファイド・コミュニケーション”の分野で急成長中の企業。また、「Sisense」はGEやターゲットなどの大手企業にビッグデータ解析用のソフトウェアを販売している。「Boxed」はモバイルアプリを使って日用品をバルク買いできるサービスを提供し「ミレニアル世代のコストコ」と呼ばれている。

以下に25社のうち12社の事業内容の詳細を紹介する。

Boxed
資金調達額:1億3,300万ドル
2016年の推定売上高:1億ドル以上
主要株主:DST Global、GGV Capital

アプリとウェブサイト経由で日用品のバルク売りを行っている。2013年にニュージャージー州でサービスを開始し、現在はニューヨークに本拠を置く。売上高は2年前の800万ドルから1億ドルに急成長した。「消費財の小売りは経済規模が非常に大きいにも関わらず、EC化率は1.5%に過ぎない。これは明らかにおかしい」と創業者のチェ・フアン(35)はフォーブスのインタビューで述べた。

Checkr
資金調達額:5,000万ドル
2016年の推定売上高:1億5,000万ドル
主要株主:アクセル・パートナーズ、Yコンビネータ

身元確認レポートをウーバーやインスタカート、ワービー・パーカーなどに提供している。企業の採用システムとAPI連携し、顧客は迅速に身元確認を行うことができる。2014年に設立。現在は90名以上の社員を抱え、顧客数は4,000社を超える。創業者のダニエル・ヤニセ(28歳)、ジョナサン・ペリション(26歳)はフランス出身。オンデマンド・デリバリー企業のDelivで配達員の身元確認を行っていたときにCheckrのビジネスモデルを思い付いた。「従来の身元確認サービスは、テクノロジーもユーザーインターフェースも質が低く、もっと優れたサービスが提供できると考えた」とヤニセは述べている。

ClassPass
資金調達額:8,400万ドル
2016年の推定売上高:1億8,000万ドル
主要株主:グーグル・ベンチャーズ、ゼネラル・カタリスト・パートナーズ、スライブ・キャピタル

定額制のフィットネス利用サービスで、利用者は様々なクラスを無制限に利用可能。全米31都市で展開し、米国外ではイギリス、カナダ、オーストラリアの8都市で展開。これまでに累計で2,000万以上ものクラスが予約された。創業者でCEOのパヤル・カダキア(33歳)はMIT卒でインドの伝統舞踊を本格的に学んだ経験がある。ニューヨークでダンス教室を探すのに苦労した経験からClassPassの事業モデルを思い立ち、2013年にサービスを立ち上げた。

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編集=上田裕資

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