ビジネス

2016.11.06

フォーブス選定、次世代のユニコーン25社 「ミレニアル世代のコストコ」他

Payal Kadakia, Co-Founder and CEO of ClassPass (photo by Noam Galai)


Mark43
資金調達額:4,100万ドル
2017年の推定売上高:1,500万ドル以上
主要株主:ゼネラル・カタリスト・パートナーズ、スパーク・キャピタル

警察向けに業務を効率化するためのソフトウェアとデータ解析サービスを提供している。最近ではロサンゼルス郡警察の5つの部署に製品を納品することが決まった。CEOのスコット・クラウチ(25歳)はハーバード大学時代に2人の友人とMark43を創業した。3人ともフォーブスの「30アンダー30」に選出されている。

Opendoor
資金調達額:1億1,000万ドル
2016年の推定売上高:5,000万ドル以上
主要株主:アクセス・インダストリーズ、GGVキャピタル、コースラ・ベンチャーズ

新しい手法で住宅売買を行うスタートアップ。アメリカでは毎年550万人もの人が自宅を売りに出しているが、不動産ブローカーとの交渉や内覧など手間が多く、いつ売れるかわからない不安もあって苦痛に感じる人が多い。サンフランシスコに本拠を置くOpendoorは、こうした状況を変革しようとしている。同社は、テクノロジーを駆使して適正な販売価格を算出し、売り手が平均8%の手数料を支払えばすぐに買い取ってくれる。

Owlet Baby Care
資金調達額:1,500万ドル
2016年の推定売上高:2,000万ドル
主要株主:Azimuth Ventures、Eclipse、ff Venture Capital、Eniac Ventures

赤ちゃん用の健康モニターを製造している。創業者のカート・ワークマンは現在27歳。「パルスオキシメトリ」という技術で赤ちゃんの酸素飽和度を計測し、呼吸や心拍数の異常を親に知らせるセンサーを開発した。靴下とモニターが一体になった製品を250ドルで販売している。「Owletはチャイルドシートや体温計と同じように赤ちゃんの命を守り、アルゴリズムを用いて乳児ケアを行うデバイスだ」とワークマンは話す。

Sisense
資金調達額:9,400万ドル
2017年の推定売上高:5,000万ドル
主要株主:ベッセマーベンチャーパートナーズ、DFJ Growth

企業が、製造効率や在庫水準、返品率などの改善を図るためのBIツールとデータ分析ソフトウェアを提供している。モトローラ、ゼネラルエレクトリック、ターゲット、ロッキード・マーティンなど大手企業をはじめ、多くの中小企業もSisenseのツールを導入している。2005年にテルアビブで設立され、現在はイスラエルとニューヨークに事務所を構えている。「スタート時には5人のメンバーと犬だけで、自宅のガレージで大きな夢を思い描いていた。2010年にソフトウェアをリリースしてから急成長した」とCEOのAmir Orad(41歳)は話す。

以下、企業名、分野のみ掲載13社。

BitSight Technologies(セキュリティ関連)
Collective Health(ヘルスケア関連)
Freshdesk(カスタマーサポート関連)
Gigster(エンジニアの外注プラットフォーム)
InVision(ウェブサイトやモバイルアプリ向けのプロトタイピングツール)
Procore Technologies(建設プロジェクト管理)
Rubicon Global(廃棄物処理)
Rubrik(データ管理)
Sumo Logic(ログ分析)
ServiceMax(フィールドサービス業務支援)
Talkdesk(コールセンター向けシステム)
Tenable Network Security(セキュリティ関連)
Yapstone(電子決済関連)

今回のリストの作成に当たり、フォーブスは設立9年目のベンチャーキャピタル、TrueBridge Capital Partnersの協力を得た。エントリーは専用URLから受け付け、企業からは売上実績と直近の評価額等、事業の詳細に関する資料の提出を求めた。その後、創業者や株主、顧客らとの面談を通じて絞り込みを行なった。

編集=上田裕資

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事