9月30日までの四半期でスクエアは3,200万ドルの赤字(一株9セントの損失)。赤字幅は前年同期の5,400万ドル(一株35セントの損失)から大幅に縮小した。アナリストらは一株11セントの損失を見込んでいた。
売上高は4億3900万ドル(約457億円)で、前年同期の3億3200万ドルから32%の伸びになった。アナリストらは4億3000万ドルを見込んでいた。
スクエアの決済総額は前年度比39%の成長で132億ドルに達した。金融サービスを手がけるスクエア・キャピタルは前年比70%の伸びで、ローン件数は3万5,000件。貸出額は2億800万ドルとなった。しかし、伸び率は前四半期の123%と比較すると大幅な減速となった。
食品デリバリーサービスのCaviarについてスクエアは多くを明かさず、2014年8月の買収時から「オーダー件数が11倍に伸びた」としたのみだった。Caviarに関しては売却説も流れているが、CFOのサラ・フライアーはコメントを控えた。
スクエアはスターバックスコーヒーの決済も手がけているが、コスト高が懸念され今期の売上はわずか700万ドルだった。スターバックスとの取引は間もなく終了し、来期の売上や利益はごくわずかなものになると述べた。
スクエアは第四四半期の売上高が4億3,800万ドルから4億4,300万ドルに下落すると見込んでいる。調整後のEBITDAは1,600万ドルから1,800万ドルを予想している。