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ニューヨーク在住ジャーナリスト / NYC-based Journalist

シンギュラリティ大学CEO ロブ・ネイル氏 / Photo by Ramin Rahimian

起業家精神を持った社員を評価せよ

世界がすさまじい速さで変化し、誰もがテクノロジーを手にできるようになった今、企業が競争優位を保てる年数は確実に短くなっている。規制は緩和され、新規参入の壁は低くなり、スタートアップが次々とイノベーションを起こすー。

そうした時代にカギとなるのは、破壊的イノベーションの創造に挑み続けるプロセスを構築することだ。経営者は、自己改革を怠らず、力強く高レベルの使命を抱き、その使命に向かって力を尽くす必要がある。社内中から優れたアイデアが投げられ、最も地位が低い社員もイノベーティブな仕事ができる組織でなければならない。

そこでシンギュラリティ大学では、企業に対し、「イントレプレナー(企業内起業家)」の発掘を支援するプロジェクトを行っている。イントレプレナーとは、大企業で面白い課題に挑戦する、起業家精神を持った社員のことだ。企業幹部がマインドセット(思考法)を変え、イノベーションを後押しできるように支援する授業もある。

たとえば、ビジネスモデルの変革など、社内で複数のアイデアを出してもらい、競わせる企業内競争体制の構築が、その一つだ。イントレプレナーを発掘したら、彼らをわれわれのような機関に派遣するのもいい。自らのプロジェクトを新たな視点で見直すことも目指す数日間のコースもある。また、未来を捉え直す方法の一つとして、「サイエンスフィクション・プロトタイピング(試作)」を行っている。サイエンスフィクション・ライターを招き、未来のシナリオを語り合う。5年後の世界や自社がどうなっているかを予測するのだ。

経営陣やイントレプレナーが未来を考える際に忘れてはならないのが、「エクスポネンシャル・カーブ」の存在だ。エクスポネンシャル(飛躍的・指数関数的に進化する)・テクノロジーで変化の速度が倍化していくため、5年後の世界は今とはかけ離れたものになり、イノベーションのタイプも様変わりする。

編集 = Forbes JAPAN 編集部、イラストレーション=Koyoox

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