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アパショナータ, Inc.代表 ダイバーシティ(多様性)&ワークライフ・コンサルタント


一昔前の夫婦は、一般的に妻より夫の方が学歴もポジションも高かったが、昨今では学歴や給料、ポジションがほぼ同等な夫婦も増えている。にもかかわらず、出産を機に生じる不合理かつ不公平な家庭責任の分担(男女の性別役割分担)により、夫がキャリアを伸ばしていく一方で、妻のキャリアは後退していく。

こうして計り知れないほど悔しい思いをしている女性がいることを、多くの男性はわかっていないだろう。

高等教育を受けた有能な女性が出産を機に能力を発揮できなくなり、望まないマミートラックへ向かってしまうことは、企業にとっても社会全体にとっても大きな損失だ。

男女平等の度合いを指数化した世界経済フォーラム発表の「ジェンダーギャップ指数(2016)」において、日本は144か国中111位と先進国とは思えないほど極端に順位が低い。国に存在する優秀な人材をフルに活かしていない状況が国際競争力に影響しないわけがなく、IMDの「国際競争力ランキング(2016)」は61か国中26位となっている。

かつて日本よりも専業主婦率が高かった欧米で共働きが増え始めたとき、欧米人妻は「私も働いているのだから、あなたも家事をやってよ」と夫に主張し、夫の家庭進出が進んだ。残念ながら、日本で夫が変わらなかったのは、日本人妻が夫に果たすべき家庭責任を要求しなかったからだ。

夫と同じように仕事をしているにもかかわらず、自分一人で仕事・家事・育児を担っている日本人妻は、世界標準において「夫に優しすぎる」のだ。

女性が家事も育児も十分に担いながら、社会で活躍することは難しい。そしてそれは望ましいことでもないのでは、と私は思う。

文=パク スックチャ

 

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