世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが母親たち約1,800人を対象に実施、2015年12月に発表した調査結果によれば、所得の少ない世帯の母親の方が、「安全」「暴力」「放課後の活動への参加機会が少ないこと」などについて心配している割合が高かった。これらの問題は、高所得世帯の母親たちがあまり気に掛けていない点かもしれない。
世帯所得3万ドル以下の世帯の母親のうち、「誘拐」が心配だと答えたのは59%、「暴力」を心配していたのは55%で、それぞれ15%ずつ、同7万5,000ドル以上の世帯よりも高くなっている。低所得世帯の親たちにより多くみられたその他の心配事は、「妊娠」「法に触れる問題を起こすこと」だった。
ピュー・リサーチ・センターの調査ではこの他に、子どもが「いじめ」「不安障害」「うつ」に悩んでいないかと心配している親は所得に関わらず、半数を超えていることが分かった。特に世帯所得の多い家庭では、これらを他の何よりも強く懸念していると答えた母親が多く、マイファンパルの調査結果との類似点として挙げられるだろう。