ゲームは2種類のプレイパターンがあり、一つ目は客の注文に合わせてピザを作っていく。プレイヤーは、iPadの前で丸いピザボードに材料を置いてピザを作り、右にスライドさせれば完成となる。
二人の子供がペアになって遊ぶパターンもある。一方の子供がレジを担当し、客からいくら受け取ったかを確認し、ピザを裏返した面に正しい金額のおつりを置いて返す。シンプルなゲームだがよくできている。
Pizza Coの価格は39ドル(約4,000円)。オスモのゲームに必要なミラーなどのハードウェアがついたキット込みだと59ドル(約6,100円)となる。
筆者はオスモのプラモド・シャルマCEOに、ポケモンのような人気キャラクターとのタイアップを考えなかったのか尋ねた。シャルマは、「私たちは製品のスケール化のために、知名度のあるキャラクターを活用する機会を常に探している。しかし、今年は我々のプラットフォームならではの強みを定義することに重点を置いた。子供たちがオスモのゲームを楽しんでくれることを証明する必要がある。今後どこかの時点で、外部のキャラクターを活用し、販売を増やしていきたい」と語った。
このゲームは、子供に自信、回復力、創造力、自発性、共感力といった起業家精神を教えることを目的としている。シャルマは「子供たちは好奇心が強く、たくましく、起業家精神の素地を備えている。自分が子供のころに、Pizza Coのようなゲームがあればよかったのにと思う」と語った。