支持政党別では、これまで同様に民主党と無党派の間で、より支持率が高い。2003年と2005年には、無党派の46%が大麻合法化を支持しており、今回の調査ではその支持率が70%に上昇。民主党支持者は2003年の調査で38%が、今回の調査では67%が合法化支持を表明した。共和党支持者の間でも支持率は上昇傾向にあり、2003年にはわずか20%だったものの、今では2倍の42%となっている。
台所用品メーカー、マジカルバター(MagicalButter.com)のゲアリン・エンジェルCEOは、こう言う。「多くの人にとって、大麻は毒性がなく、人間にとって必要な栄養素を含むことが科学的に証明されている。大統領も、大麻はアルコールよりも安全だと公言している。こうした事実の積み重ねを考えると、支持政党や信仰、年齢に関係なく、大麻がいずれ合法化されるのは明らかだ」
またギャラップは報告書で、「2016年にカリフォルニア州で嗜好(しこう)用大麻の利用が合法化されれば、そのほかの州も後に続く可能性が高い。同州が政治的トレンドを決めることが多いからだ」と指摘。今後、「合法化されるかどうか」ではなく「いつ合法化されるか」が論点となる可能性があるとの考えを示した。
同社は、同性婚が2015年に連邦最高裁によって合法と判断されたことを考えると、大麻の合法化についても最高裁に判断が委ねられることになる可能性さえあると示唆している。