セキュリティー問題の研究者は、PCが盗難に遭ったら取るべき行動として、以下を挙げている。
・ すぐに警察に通報する
・ 可能な場合には、遠隔データ消去を行う
・ 銀行とクレジットカード会社に連絡する
・ 端末にパスワードを保存したことがあれば、全てのオンラインアカウントのログイン認証情報を変更する
保存しているデータを守るためにはまず、強力なパスワード(合わせて12またはそれ以上の文字と数字、シンボルを使い、単語は含めない)を選ぶことだ。また、ハードドライブを暗号化すること、できれば盗難に遭ったり紛失したりした場合に備えて、遠隔データ消去を行うためのソフトウエアをインストールしておくことも必要だという。
ベラスケス所長は、どんなに注意しても被害を完全に防ぐことは不可能だとした上で、「消費者が自らを守るために取り得る行動のうち最も重要なことは、共有する個人情報の量を抑えることだ。…カギを握るのは、個人情報を自分自身で守るためのそうした行動だ」と指摘している。