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2016.10.22

トランプ・オ・ランタン? 目立ち始めたトランプの「顔色」への疑問

Joseph Sohm / Shutterstock.com

サンレスタンニング剤の活性成分はジヒドロキシアセトン(DHA)。角質層にあるアミノ酸と反応させることにより、メラニン様の化学物質、メラノイドを生成する。そのメラノイドが、肌色が褐色に変化させるのだが、2~4日たてば元の肌色に戻り始め、1週間~10日後には、角質層が剥離して元の肌色に戻る。

常に現在の顔色でいようとするのでれば、トランプは少なくとも週に2回、ブロンザーを使わなければならないということだ。その時、目を守るためにゴーグルか何かを使っており、目の周りが白っぽくなっているのかもしれない。

一方、DHAの使用は米食品医薬品局(FDA)の承認を得てはいるものの、懸念すべき研究結果もある。DHAの濃度が高い製品は、細胞やDNAにダメージを与える可能性があるというのだ。FDAはこうした結果を受け、DHAを吸引したり口に入れたりしないよう警告している。

いずれにしても、11月に行われる大統領選で誰に投票するかを決める際に重要なのは候補の人柄や政策であり、外見や性別ではないことは確かだ。トランプも、オレンジ色の顔色を気にしないでもらえればありがたいと思うだろう。

編集 = 木内涼子

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