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2016.10.24

自宅勤務の方が生産性が高まる? 実現するために必要なこと

Photo by puhhha/Shutterstock.com


・ルーティンに忠実であること
・面会や電話などの予定には、アラームやリマインダーを設定すること
・バックアップ用にカレンダーは複数作成しておくこと
・日々締め切りを設定すること

「1つの作業が夜までずれ込んでしまうと、自宅で仕事をしている利点がなくなる。一日の終わりには必ず、翌日の仕事のスケジュールを立てて、翌朝すぐに仕事を始められるようにしている」とコンランは言う。

レイノルズは、近いうちに自宅勤務の形態を認めるかどうかは、「知識職(小売業など現場ではなくデスクでする仕事)」を扱う企業にとって成功を左右する問題になる可能性があると指摘する。

「ミレニアル世代の就職希望者の68%は、自宅勤務の選択肢があると特定の雇用主への関心が大いに高まると言っている」と彼女は言う。また会社員の60%は、可能であれば今の仕事を辞めて、同賃金で自宅勤務のフルタイムの仕事をしたいと考えているという。さらにレイノルズによれば、今では完全自宅勤務型の企業もある。

近いうちに子供の看病が必要になるというコンランは、自宅勤務に変えたことで生産性が向上したのみならず、働きながらより良い母親であることができるようになったと言う。

「オフィス勤務だったら、休暇を調整し、プロジェクトを誰かに引き継ぎ、在宅ケアの依頼先を探し回ることになっていただろう。あるいは上司に、自宅勤務の可否を聞くところから始めなければならなかった。でも自宅勤務だから、処置を受ける1日だけコンピューターから離れて、あとは回復期を見守りながら仕事を続けることができる。もうオフィス勤務には戻れない」

編集=森 美歩

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