ライリー:これまで通りオーガーニックな成長を追求しながら、新たに2つのことにチャレンジする予定です。まずは新興市場への進出です。これまでに達成した10億DLの大半は、西ヨーロッパや北アメリカなど、先進国での実績です。新興市場は携帯電話の性能やネットワーク環境が大きく異なり、Shazamのアプリはほとんどダウンロードされていません。ここに大きな可能性があると考えています。
もう1つは、他のアプリとの機能連携です。メッセージングアプリやソーシャルアプリ、動画アプリなどを使いながら、同じアプリの中でShazamの機能を使うことができるようにしたいと考えています。今後数か月でいくつかの提携を実現できる予定です。
──アメリカ市場での新しい計画はありますか。
ライリー:ユーザーがShazamを数回使用すると、我々はそのユーザーが好きな音楽を理解することができます。データ分析に基づいたユーザー体験をより豊かにするサービスの数々を今後1、2か月で提供していきます。
もう1つは、大物プロデューサーのマーク・バーネットと組んだFOXテレビの番組、「Beat Shazam」の放映です。この番組がアメリカで人気が出て、Shazamの認知度をさらに高めてくれることを期待しています。