アップルが買収狙う「謎の電動バイク企業」リット・モーターズの苦境

リットのC-1 (Lit Mortors)


製品はいまだ未完成

2014年夏にはリットは30人の社員や契約社員を抱え、事前注文台数は1,100台を超えた。2012年にフォーブスがキムをインタビューした際、彼は早期の商品開発に自信を見せ、2014年後半には出荷を開始すると語っていた。

それから2年が経ったが、リットはまだ1台も車両を生産できていない。同社の公式フェイスブックページを見ると、今年4月の段階でまだ事前注文の受付を行なっていた。ファンからは出荷の遅延にガッカリする声が多く挙がっており、中には「リットも経営破綻した自動車ベンチャーのFisker AutomotiveやApteraの二の舞になるのでは」と、リットの経営難を心配するコメントも寄せられている。Ward Tomasiakと名乗るフェイスブックユーザは次のようなコメントを残している。
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編集=上田裕資

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