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かな文字の美はアイルランドの修道士たちのハーフ・アンシャル体を思い起こさせる。その流麗形は宇宙自然に流れる「時間という美」を表そうとしているのではないか。

なぜなら「時間」とは重い彫刻のように留まるのではなく、流れ去るゆえに既に一個の美であるからだ。

もし時間に形態というものがあるならそのアウトラインは、ゆるく渦巻く、かな文字やハーフ・アンシャルに似た形をしているのではないか。

重厚長大な社会とは逆。宇宙自然も人の世も、変容し再生するという「循環的時間」観が、そこには内蔵されている。

そもそも「時間」とはいまここに「留まらないこと」において勇気であり、潔い英雄なのだ。現代の時計にもその美学は、繊細なメカニズムの内に秘され、速度あって流麗な身のこなしのヒーローの腕に薫り立っているのである。

鶴岡真弓◎多摩美術大学・芸術人類学研究所長、ケルト芸術文化&ユーロ=アジア交流史研究者。東西各国の伝統的デザインを調査。著書に『ケルトの歴史』『日月火水木金土』(共に共著)など多数。


1952年に誕生したブライトリングの名作パイロットウォッチ「ナビタイマー」。世界ではじめて航空用回転計算尺を装備したクロノグラフは、美しい機能美で時計ファンを魅了する。その初代ナビタイマーのデザイン哲学を踏襲した新作が、今年4月から日本限定で400本のみ発売されている。ホワイトゴールドのエンブレムを優美に掲げたフェイスに高級感が漂う新たなる名作だ。


型番:S022BBBKBA
ムーブメント:ブライトリング01(自動巻)
ケース素材:ステンレススチール
ケース径:43mm
価格:¥960,000
問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン03-3436-0011

photograph by Kazuya Aoki, styling and prop by Yu-ka Matsumoto, edit by Tsuzumi Aoyama

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