だがそろそろ、夢の実現のために時間をつくるべきだ。あなたがやらなければ、ほかに誰がやってくれるというのか。行動を始めない理由は、いつだってあるものだ。成し遂げたい夢についてあれこれ考えてみると、やるべきことに圧倒されて溺れそうになることもある。
だが夢を実現するには、浅瀬に足を踏み入れるだけでは駄目だ。ここでは、夢の実現に向かって行動を始めるための、5つのヒントを紹介する。
1. 具体的な計画を立てる
「夢を現実にするのは魔法ではない。汗と決意、そして懸命な努力だ」というコリン・パウエル米元国務長官の言葉は、この上なく正しい。
夢のプロジェクトを始動させるには、夢見ることをやめなければならない。概念の世界から飛び出して現実的な目標を立て、それを達成するまでにやるべきことを具体的に計画するのだ。大変な作業かもしれないが、夢から抜け出すことが最初の一歩だ。
2. 期限を設定し、守る
目標だけでなく、それを達成するための現実的な期限を設定することも重要だ。学校の課題のように、締め切りがあると時間の管理ができる。「できた時が終わる時」と思っていては、永遠にできないのだ。
筆者が好きなのは、自分にご褒美をあげるやり方である。夢があまりに遠く思えてやる気が起きない時、期限までに目標を達成できたら自分にご褒美をあげるのだ。それでもうまくいかない場合は(マサチューセッツ工科大の研究者たちによれば)、配偶者や友人、信頼できるメンターなどの第三者に期限を決めてもらうといい。つまり結局のところ……
3. 一人ではできない
マイケル・ジョーダン曰く「試合に勝つために必要なのは才能だが、決勝戦に勝つために必要なのはチームワークと知性だ」という。
いくら優秀でも、全力で取り組んでも、それだけでは足りない。自分を助けてくれる人々のネットワークが必要だ。自分一人で取り組んでいるプロジェクトには限界がある。視野を広げて、その先を見ることは重要だ。