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2016.10.11

トランプの荒ぶる「鼻すすり」、原因は何か? バーモント州元知事は驚きの指摘

photo by St. Louis Post-Dispatch / gettyimages

米大統領選に向けたテレビ討論会で、共和党候補ドナルド・トランプが繰り返し鼻をすすっていたことが注目を集めている。医師であり、大統領選の予備選に候補として名乗りを挙げたことがあるバーモント州のハワード・ディーン元知事(民主党)は9月27日、「コカイン使用者か?」とツイッターに投稿していた。

確かに、鼻からコカインを吸引していることは、鼻をすすることや鼻血の原因になる。だが、慢性的に(つまり継続的に)鼻をすするようになる理由は以下に紹介するとおり、その他にも数多くある。

アレルギー

最もよくある原因はアレルギーだ。今の時期(8~11月)なら、ブタクサアレルギーが最も考え得る。また、9~10月にはカビや菌類が原因になることも多い。

慢性副鼻腔炎

副鼻腔炎を起こすと、粘液がうまく排出されなくなり、呼吸が苦しくなる場合がある。また、鼻ポリープなどができたり、鼻中隔湾曲症などの変形が生じたりした場合にも、同様の状態が起こり得る。さらに、ウイルスや細菌、真菌への感染もよくある原因だ。

胸焼け(胃食道逆流症)や嚢胞性線維症、免疫系の問題も、慢性副鼻腔炎の原因となる。

鼻をほじりすぎた?

鼻をほじることが鼻腔の炎症の原因となり、鼻血が出ることもある。

鼻にピーナッツが詰まっていた?

子どもが鼻に何かを詰まらせることはよくある。豆類やピーナッツなどを自分で鼻腔に詰め込んでしまい、それが炎症の原因となるのだ。大人でも、そんなことをしてしまう人はいる。

頭部を繰り返し負傷?

フットボールやボクシング、サッカー、アイスホッケーなどのスポーツで頭部を殴打していることが炎症の原因となったり、脳脊髄液が漏れて鼻腔に入る原因になったりする場合がある。

刺激物への反応

鼻をすする原因となる刺激物には、パフュームやコロン、たばこの煙、空気が悪いことなどがある。トランプは少し鼻が詰まっていたようでもあり、これらのいずれかが原因かもしれない。冷たい空気やまぶしい光なども、原因となる。

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編集 = 木内涼子

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