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業界の大物を続々引き抜き

今回の大型製品ローンチを指揮したオステロは、4月にグーグルに参画するまでモトローラに2年勤務していた。この間、モトローラはグーグルの傘下にあった時期があり、オステロにとっては古巣に復帰したようなものだ。製品開発とマーケティングの分野で豊富な経験を持つ彼は、ハードウェア開発の強化を図るグーグルにとって貴重な人材だ。

グーグルは今週初めに、元アマゾン幹部のデビッド・フォスターがオステロのチームに加わることを明らかにした。ハードウェア業界の大物を立て続けに採用していることからも、グーグルの本気度をうかがい知ることができる。

しかし、グーグルのハードウェア開発の歴史を振り返ると、失敗に終わった製品も少なくない。良い例がスマートフォンの「ネクサス」だ。ネクサスはアップルやサムスンよりも数百ドルも安く価格を設定しながら販売は振るわなかった。今回新たに「Pixel」と「Pixel XL」をリリースしたことにより、ネクサスブランドは廃止するという。Pixelを製造するのはHTCで、価格は649ドルとiPhoneやギャラクシーシリーズに近い価格設定となっている。Pixelは、暗所での撮影能力や手ぶれ防止機能など、高いカメラ性能が特徴となっている。

グーグルは、今回ローンチしたほぼ全ての製品で、先行する競合メーカーに正面から勝負を挑む。例えば、VRヘッドセット「Daydream View」はフェイスブック傘下のオキュラスと、Pixelはアップルやサムスンとの真っ向勝負に挑むことになる。

Daydream Viewの発売開始は11月で、価格は79ドルとなっている。グーグル・ホームは1か月後に店頭に並ぶ予定で、価格は129ドルとなっている。

編集=上田裕資

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