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2016.10.10

「自宅勤務のプロ」に聞く、仕事の生産性を向上させる8つのヒント

Uber Images / shutterstock.com

米求人情報サイト、フレックスジョブス(FlexJobs)が8月末に発表した調査結果によれば、最も生産的に仕事をできる場所としてオフィスを挙げた人は、全体のわずか7%だった。とはいえ、自宅で仕事をしていても、洗濯物がたまっていたり家族に用事を頼まれたりと、同じように気が散るものだ。

そこで自宅勤務のプロに、自宅で生産的に仕事をするためのヒントを聞いてみた。

自分なりのワークライフバランスを確立する

自宅をオフィスにすると、仕事と生活をきちんと分けるのは難しい。「それよりも意図的に両者を融合させることで、生産性も向上するし幸せになることを発見した」と、マーケティングおよびコンテンツ開発を行うウォッチ・ソーシャルメディアのニック・ブレナン創業者兼CEOは言う。

「午後は毎日ジムに行き、ときどき午前中に食料品の買い出しに行く。これが大事な休憩になって、夜遅くまで仕事をしても罪悪感がない」

朝食を抜く

栄養学の専門家は勧めないかもしれないが、「朝食抜き」は人によっては効果的だ。「昼食前に大量の仕事を終わらせるために、短時間の断食をしている」と、起業家の育成などを行っているザ・ワーク・エニウェア・ライフ(TheWorkAnywhereLife.com)の起業家でオンライン・マーケティング・ストラテジストのベンジャミン・パイルは言う。

「朝起きて紅茶を飲んで、瞑想をしてから仕事にかかる。そうすると、その日の一番大きな課題を最初に片づけることができる」

積極的に外に出る

「ホームオフィスの外の方が生産的にこなせる仕事もある」と、エアチェアーメーカーのバブルバムUK(Bubblebum UK)の起業家で発明家のグレイン・ケリーは言う。「クリエイティブな会議はできる限りホームオフィスの外でするといい。新鮮な環境が刺激を与えてくれるはずだ」

1日の計画を立てる

工芸品などの販売・購入ができるウェブサイト、アーティーニ(Arteeni.com)のジェイソン・ワイスブロット共同創業者兼社長は、毎晩、寝る前に翌日やるべきことをリストアップし、スケジュールを立てている。仕事だけではなく、食事やエクササイズ、家事や自由時間も組み込んだスケジュールだ。

「テレビやインターネットを見る時間も確保してあると分かっているから、気が散ることなく一つ一つのことに集中できる」と彼は言う。
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編集=森 美歩

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