そこで自宅勤務のプロに、自宅で生産的に仕事をするためのヒントを聞いてみた。
自分なりのワークライフバランスを確立する
自宅をオフィスにすると、仕事と生活をきちんと分けるのは難しい。「それよりも意図的に両者を融合させることで、生産性も向上するし幸せになることを発見した」と、マーケティングおよびコンテンツ開発を行うウォッチ・ソーシャルメディアのニック・ブレナン創業者兼CEOは言う。
「午後は毎日ジムに行き、ときどき午前中に食料品の買い出しに行く。これが大事な休憩になって、夜遅くまで仕事をしても罪悪感がない」
朝食を抜く
栄養学の専門家は勧めないかもしれないが、「朝食抜き」は人によっては効果的だ。「昼食前に大量の仕事を終わらせるために、短時間の断食をしている」と、起業家の育成などを行っているザ・ワーク・エニウェア・ライフ(TheWorkAnywhereLife.com)の起業家でオンライン・マーケティング・ストラテジストのベンジャミン・パイルは言う。
「朝起きて紅茶を飲んで、瞑想をしてから仕事にかかる。そうすると、その日の一番大きな課題を最初に片づけることができる」
積極的に外に出る
「ホームオフィスの外の方が生産的にこなせる仕事もある」と、エアチェアーメーカーのバブルバムUK(Bubblebum UK)の起業家で発明家のグレイン・ケリーは言う。「クリエイティブな会議はできる限りホームオフィスの外でするといい。新鮮な環境が刺激を与えてくれるはずだ」
1日の計画を立てる
工芸品などの販売・購入ができるウェブサイト、アーティーニ(Arteeni.com)のジェイソン・ワイスブロット共同創業者兼社長は、毎晩、寝る前に翌日やるべきことをリストアップし、スケジュールを立てている。仕事だけではなく、食事やエクササイズ、家事や自由時間も組み込んだスケジュールだ。
「テレビやインターネットを見る時間も確保してあると分かっているから、気が散ることなく一つ一つのことに集中できる」と彼は言う。