ITニュースサイト「リコード(Recode)」は5日夜、これまでツイッター売却先の候補とされてきたグーグルとウォルト・ディズニーが入札を見送った他、アップルも消極的な姿勢を見せていると伝えた。
24.87ドルで同日の取引を終了していたツイッター株はこの報道を受け、時間外取引で17%下落、6日朝には21ドルを下回る水準で取引を開始した。
リコードの報道が事実ならば、高額売却先としてはセールスフォース・ドットコムが最有力かつ最後の候補となるのはほぼ確実だ(セールスフォースの株主は高額買収を不安視しているようだが)。
セールスフォースのマーク・ベニオフCEOは現在、この件に関し沈黙を続けているが、フォーブスが今夏に行ったインタビューでは、ツイッターの経営立て直しを実現する具体的なアイデアが自身にはあると豪語していた。
今後予想される熾烈な入札合戦に加え、今月27日に予定される四半期決算発表も、ツイッターの身売りに対する大きな試練となるだろう。