世界大学ランキング、欧州ではイギリスとドイツが優勢

オックスフォード大学 photo by Charles Bowman / robertharding / gettyimages

ヨーロッパにある最高の大学に入りたいと考えている人は、イギリスを訪れるといいだろう。イギリスにあるいくつかの大学が、ヨーロッパの大学ランキングで上位に入っているからだ。

イギリスの高等教育情報誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education/THE)は先日、第13回となる毎年恒例の大学ランキングを発表した。今回注目するのは、2016年世界大学ランキングではなく、ヨーロッパのみに焦点を当てた大学ランキングだ。

THEの世界大学ランキングでは、上位ランキングの大部分をアメリカにある大学が占めている。だが今年は同ランキング史上初めて、イギリスの大学が総合1位に輝いた。オックスフォード大学だ。

そしてヨーロッパ大学ランキング(上位15校)には、オックスフォード大学のほかにもケンブリッジ大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、キングス・カレッジ・ロンドン、エジンバラ大学、マンチェスター大学とロンドン・スクール・オブ・エコノミクスがランク入りした。

ドイツの大学も高い評価を獲得し、ドイツからは上位15校に4つの大学がランクインしている。

米国の大学に絞り、投資利益率に基づいて毎年順位を決定しているフォーブスのランキングとは異なり、THEの評価は世界中の大学を対象とし、教育の成果や研究、知識移転、大学の「国際観」などを順位決定の基準としている。

THEが評価基準とするのは主に、学習環境、実施されている研究の件数、研究結果の影響力、職員の国際的な視野、大学の収入、評判など。2011~15年の間に発表された論文数が1,000に満たない大学、行われている研究の80%以上が一定の領域に限定されている大学、学士過程の教育を提供していない大学は、調査対象から除外している。

ヨーロッパの大学ランキング上位15校は次のとおり。
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編集=森 美歩

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