テクノロジー

2016.10.06 07:00

トヨタ社長「142億キロの試験走行」で自動運転実現を宣言

豊田章男社長 photo by Christophe Morin/IP3 / gettyimages


イーロン・マスクは「100億キロ」宣言
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テスラのCEOでビリオネアのイーロン・マスクは、自動運転車の信頼性を確実にするためには、60億マイル(100億キロメートル)のテスト走行が必要だと6月に述べている。マスクはブログで次のように述べている。

「ソフトウェアのレベルが格段に向上し、人間の運転より安全性がはるかに高まったとしても、規制当局が自動運転車を許可するまでには相当な時間を要するだろう。世界中で許可されるまでには60億マイルほどのテストが必要だと考えられる。現在のテスト距離は、1日当たり300万マイル(500万キロメートル)ほどだ」

マスクは、テスラが半自動運転技術を早いタイミングで市場に投入したことを擁護する。「オートパイロットは正しく使えば既に人間よりも大幅に安全だ。メディアからの批判や法的責任を恐れて実装を遅らせることは道徳的な観点から避難されるべきだ」とマスクは述べている。
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TRIのプラットCEOが目標に掲げるテスト走行距離はマスクや豊田社長よりもはるかに長い。昨年ラスベガスで開催されたCESでプラットは次のように述べていた。

「これまで、自動運転車業界は数百万マイルものテストを実施してきた。これは誇るべき実績だが、完全自動化を実現させるだけの信頼性を確保するためには、100万倍の1兆マイルもの走行テストが必要だ」

編集=上田裕資

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