キャリア・教育

2016.10.05 15:00

グーグルとフェイスブックの例に見る働きがいのある企業文化の築き方

gpointstudio / shutterstock

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幸福な社員は生産性が高い。そして、生産性の向上が利益の増加につながることは誰もが知っている。意識調査機関「グレート・プレイス・トゥ・ワーク(Great Place to Work)」によると、企業文化が優れた企業は競合他社に比べ、株価収益率が2倍近く高い。従業員たちは労働市場における自らの価値を明確に認識しており、給与、保険、休暇といった従来からの福利厚生制度に加え、優れた企業文化を期待する。
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優秀な人材を引き付けるだけでなく、勤続してもらえるような企業文化はどうすれば創り出せるのだろうか?従業員たちが心からその企業で働きたいと願う人気の3社の例を、以下に紹介する。

1. グーグル

現代の競い合う文化の中における企業のブランディング戦略は、素晴らしい企業風土があるというだけでは不十分だ。グーグルが従業員にどれほど手厚い待遇を提供しているかは広く伝えられており、ボーナス、無料の食事、パーティー、ジム、犬に優しい職場環境など、同社の最良の実践例や従業員に与えられる特典、福利厚生制度を見本にするスタートアップ企業は数多い。こうした厚遇により、グーグルの従業員は有能なだけでなく、意欲的だと評価されている。
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グーグルのどのような取り組みが効果を上げているのだろうか。

・ コミュニケーションの充実

コミュニケーションが非常によく取れている状態が、従業員の幸福感を維持するための基本だということをグーグルは理解している。どの分野でも、従業員が訴える最大の不満の一つは、上司から十分な情報を得られていないということだ。頻繁に明確な意思疎通を図ることで従業員たちは、自分がチームの重要な一員であることを再認識する。

だが、どうすればこれを実現できるのだろうか?グーグルでは「オープン・ドア・ポリシー(ドアを常に開けておくこと)」を採用している。気軽に上司と接することができる環境は社内の風通しを良くし、職場の人間関係を緊密にし、情報の迅速な伝達を可能にする。

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編集 = 木内涼子

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