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製品の陳腐化

レノボのもう一つの失敗は、「際立った機能を生み出せなかったことだ」とスタントンは指摘する。「この2年間でサムスンは曲がるディスプレイを、アップルは大型スクリーンのスマホを開発するなど革新的な製品を次々と生み出した。これに対し、レノボとモトローラはローエンド製品とみなされ、価格競争に巻き込まれてしまった」とスタントンは言う。

ガートナーのレポートも、レノボを「マスマーケット・ブランド」と位置づけ、消費者はデザインや機能の革新性を感じていないと分析する。同レポートが成功事例として挙げているのが、Oppoの「R9」シリーズだ。R9は急速充電機能によって中国の消費者から絶大な支持を得て、2016年上半期のリリースから3か月弱で700万台の販売を記録した。

挽回のチャンスは?

レノボにもまだ挽回のチャンスは残されている。同社は今年の夏、LGやグーグルの先例に倣い、スマホに専用モジュールを合体させることでカメラやスピーカー、バッテリーなどの機能を拡張できる新製品を発表した。「最新機種のMoto Z Playに外付けモジュールMoto Modsを装着できるようにしたことは、レノボが製品で差別化することの重要性に気が付いた証だ」とスタントンは話す。

しかし、中国のライバル企業との競争は熾烈だ。「レノボがシェアを伸ばす余地は大いにあるが、中国市場においてはOppoとVivoが強敵になるだろう。高い成長性を実現するためには、他社との厳しい競争に打ち勝たなければならない」とスタントンは話す。

編集=上田裕資

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