トランプ外交ブレーンが語る日米関係、「日本たたき」をやめた真相

ジェフ・セッションズ上院議員 photo by Scott Olson / gettyimages


―日本の新聞は、日本の外交当局がセッションズ議員らに接触し、トランプが、同盟国である日本をたたくのはおかしいと主張したと報じている。

セッションズ上院議員:意義のある会合をいくつも持ったが、「the Japanese diplomat(その日本人外交官)」が言った、いくつかのもっともな発言の一つに次のようなものがある。

中国と日本をひとくくりにして、(米国との関係で)同じ問題を抱えているかのように言うのはやめてほしい、というものだ。まさにそのとおりである。日米は良好な国際関係で結ばれている。

とはいえ、われわれが、米国の国益より同盟国のためになるような貿易協定をこれ以上結べないのも事実だ。優れた貿易協定とは、いずれか一方だけでなく、双方を利するものであるべきだ。

―日本の外交当局は、あなたに接触したのですね。

セッションズ上院議員:「He(彼)」は、日米が良好な同盟国であると強調していた。そう強調していたよ。日米は素晴らしい関係を保っている、と。

彼が言うには、米国が、中国との間で抱えている不和や困難と同じものをあたかも日本との間でも抱えているかのようにトランプが話すのは正しくない、と。日米関係は、米国と中国との関係よりはるかに良好だ、とね。彼(日本人外交官)の主張は正しい。 

文=肥田美佐子

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