欧米主要国を女性が率いる時代がくる? 女性のキャリア向上に影響はあるか

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男女不平等と女性のリーダーシップに今のような注目が集まっていなければ、彼女たちが不当な扱いに対してこれほど大きな怒りの声をあげることはなかっただろう。また、メディアがこれほど大々的に報じることもなかっただろう。

自分に与えられるべきと考えるもの、不当と思える処遇についてはっきりとそう主張しよう。今なら社会は、それらに耳を傾けるはずだ。

2. 人と関わる

政治のトップに立つ女性たちがあなたのキャリアアップを助けてくれることはないかもしれないが、助けてくれるものがないわけではない。個人による、あるいは組織によるさまざまな活動が、あなたが目標にたどり着く手助けをしてくれる。フェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)が設立した財団「リーン・イン(Lean In)」は、女性の成功には支援が必要であることを認識しており、実際に支援のための活動を行っている。

その他にも、働く女性のグローバルなネットワーク「エレベ―ト(Ellevate)」 や「レボ・リーグ(Levo League)」、取締役会の女性比率を引き上げることを目標に掲げる「30%クラブ(30% Club)」、男女平等の実現に取り組む米国の男性のコミュニティー「メン・アドボケーティング・リアル・チェンジ(Men Advocating Real Change、MARC)」などが、女性の活躍を後押ししている。デロイトやEY、ジョンソン・エンド・ジョンソン、PwC、ウォルマートなど、企業が主導する取り組みもある。米国女性ビジネス協議会(NWBC)も今年7月、女性起業家を支援するプラットフォーム「グロウ・ハー・ビジネス(Grow Her Business)」を発足させた。

自分が参加したい活動やグループを見つけ、連絡を取り、積極的に参加してみよう。人と関わり合うことで、キャリアの向上に役立つ人脈を築くことができるだろう。

3. 自分の信念を貫く

人には誰でも、それぞれの目標がある。自分以外の人が自分と同じ目標と持ったり、あなたの達成を助けてくれたりするとは期待しないことだ。

昇進や昇給、外国で働くこと、転職すること、あるいは本を出版するなど、目標が何であれ、達成に向けて集中力を切らすことなく懸命に努力を続けよう。あなたの最大の支援者はあなた自身であり、あなたの目標の実現に、あなた以上にふさわしい人はいない。

キャリアに関する目標がまだ定まらない人は、今こそそれを決める時だ。自分の好き嫌いや才能について、これから得るべき情報やスキルや尊敬する人物について、5年、10年後の自分として思い描く姿や、希望する収入などについて考えてみよう。プランを立てることで、キャリアと人生の充実に向け、動き出すことができる。前に進み、目指す場所にたどり着けるかはあなた次第だ。

編集 = 木内涼子

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