女性の「仕事満足度」が高い職種トップ20、管理職がいいとは限らない?

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巷にはキャリアに関するアドバイスや成功例についての情報が溢れている。同僚や友人の仕事を羨ましく思うこともあるだろうし、今とは違う仕事をしていたら・・・と思うこともあるかもしれない。だが、本当にそうだろうか。

女性の労働環境の改善を目指すフェアリーゴッドボス(Fairygodboss)は、1年以上にわたって、さまざまな職種の女性に「自分の仕事についてどう感じているのか」の調査を行った。

仕事に対する満足度についての情報を収集、分析した結果、特定の職種に就いている人の「仕事に対する満足度」がより高い傾向にあることが分かった。

調査では、数千人の女性が仕事への満足度を5段階で評価して申告した。職種については、最低30人が評価したものを集計の対象としており、例えば「主任満足度マネージャー」のような珍しい職種はランキングから除外している。その中で目立って仕事満足度が高かったのは20職種あり、うちトップ5は以下のとおりだ。

1.シニアプログラムマネージャー
2.シニアプロダクトマネージャー
3.営業/校長/シニアマーケティングマネージャー(同列)
4.インターン
5.人事マネージャー/採用担当者(同列)

驚くべきは、より上級職だからといってより満足度が高いとは限らないことだ。例えばインターン(ランキング4位)の方が、執行役員(6位)やバイスプレジデント(18位)よりも仕事満足度が高かった。

その理由の1つは、上級職になるほど仕事が複雑になる可能性があることだろう。給与が増えたから、あるいは名誉ある肩書を手にしたからといって、自分にとっての状況がより良いものになるとは限らない。その背景には、期待値が高くなったり、仕事量や責任が増えた分ストレスも増えるといった要素が考えられる。

さらに特に女性の場合、組織のトップへの道を進むには孤独感が伴う。だから企業の最高幹部にまで上り詰める女性はきわめて少ないのだ。
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編集=森 美歩

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