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都内で行われた「Microsoft Foresight」の様子

9月6日と7日の2日間にわたり、東京・恵比寿のウェスティンホテルで「Microsoft Foresight」が開催された。会場には経営者をはじめとすつディシジョンメーカーが一堂に会し、様々なセッションやキーノート・スピーチが行われた。

日本マイクロソフトでは例年、IT部門に関わるビジネスパーソンを対象に「FEST」と呼ばれるプライベートイベントを開催しているが、今年のイベントはIT分野に関わらず、経営者や役員、戦略立案や経営企画業務のディシジョンメーカーを対象に行われた。

イベントの目的は、IotやAIといった技術の普及で既存のビジネス構造に転換が起こる中で、さらなる成功を勝ち取るために「ビジネストランスフォーメーション」をどう実現し、市場優位性を確保していくかのインサイトの提供すること。マイクロソフトは世界で様々なセミナーを開催しているが、今回のイベントは今年4月にニューオリンズで行われたビジネスリーダー向けカンファレンス「Microsoft Envision」の流れを踏襲したものだ。

2日間にわたるイベントでは、70以上のスペシャルセッションが行われた。様々な分野の先駆者がそれぞれの事例やインサイトを紹介する中でも、特に注目を集めたのが日本マイクロソフトの平野代表取締役が連日登壇したキーノート・セッションだ。

1日目のキーノートでは「ビジネスに新たな価値をもたらす“デジタルトランスフォーメーション”」をテーマに平野氏が登壇。日本マイクロソフトと連携して“デジタルトランスフォーメーション”に取り組んでいる企業各社を迎え、取り組みについての実例を交えながらプレゼンテーションが行われた。

紹介されたのは、ソフトバンクロボティクスと提携事業した「未来の商品棚」ソリューション(「Pepper」とMicrosoft Azureを活用したクラウドAIの連携で顧客ニーズに応じた接客・つながりを変革していこうとする試み)や「ワークスタイル変革」を推進する富士通とのOffice365へグローバルコミュニケーション基盤の移行プロジェクト。

さらに、日本航空とのプロジェクトにおいて、HoloLensベースの運航乗務員や整備士の訓練用ツールを開発することで「現実世界にコックピットやエンジンの映像を重ねた、全く新しいコンセプトでのトレーニング」を可能にした事例も提示された。

また、HRテック分野においてリクルートキャリアと協業し、新たな働き方支援サービスを開発することも発表。クラウド・ビッグデータ分析やディープラーニング等、最新テクノロジーを活用した新ソリューション開発に向けて取り組む計画ということもあり、ビジネスパーソン達の強い期待と注目が集まった。

2日目のキーノートのテーマは「“デジタルトランスフォーメーション”で未来はどう変わるのか?」。平野氏と三井住友銀行取締役兼専務執行役員の谷崎氏、アクア日本代表 執行役員山口氏によるディスカッションが行われ、業界・業種を超えた企業が連携し、新たなビジネスやサービスを創出していくための様々な事例やインサイトが紹介された。

基調講演後には日本マイクロソフトとアクアによる共同記者会見が開催され、両社が今後、日本国内において、家電とクラウドを組み合わせた家電Iotサービス開発で協業していく旨が発表された。クラウドには日本マイクロソフトのAzureが採用される予定だ。

「今回の協業は、『製品を変革』を次のレベルに押し上げた。「お客様と繋がる」面でも面白いソリューションだ。サービスモデルの変革や家電業界でのデジタルトランスフォーメーションの象徴的な事例になる」と日本マイクロソフトの平野氏は語る。

留まることなく動き続けるデジタル領域において、日々変革に挑む企業が業種や業務に捉われず協業、協力し、新たな価値を生み出していく––。「デジタルトランスフォーメーション」による領域を超えたコラボレーションの大きな可能性が示された2日間となった。

▼以下URLより、当日の動画や資料をご覧頂けます
https://aka.ms/msforesight_msbc

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