調査会社フロスト&サリバンによると、コックスとの提携により、ビンリのドングルで利用可能なアプリケーションは競合他社の間で最多となる。年初以降に新たにビンリのプラットフォームで利用可能となったアプリは50近くあるが、今後年末までに、さらに100以上のアプリが使えるようになる見通しだという。
ビンリはコックスとの提携発表と同時に、コネクテッド・プラットフォームの分野ではメイニックと提携する方針も明らかにしている。今年10月から、メイニックのリワード・プログラムの対象者へのサービスパッケージの提供を開始するという。
ビンリの創業者で最高経営責任者(CEO)のマーク・ハイダーは、「自動車業界は今、最大の転換期にある」「その中で、クラウドは最も重要な部分を占めるようになる。われわれは何兆にも上る数のメッセージを処理し、それらを当社のオープンアプリによるエコシステムを通じて迅速かつ安全に、該当する車両のデータや個人、事業者に送信することが可能なプラットフォームを設計してきた。パートナー各社と共に、われわれは自動車のコネクティビティを主要産業に育てていきたい」と述べている。