この幹部は、「CSRに関する認識において世間に強い印象を与えている企業には、透明性があり、情報を提供し、偽りがなくみえ、他社より優れており、誠実である、などとみられているものが多い」と説明している。
CSRに関して印象が薄いと思われている企業には、テレビやラジオ、ソーシャルメディアなど、第三者であるメディアを活用することが有用だろう。また、すでに強い印象を与えている企業は、ウェブサイトやニュースレター、広告やソーシャルメディア・キャンペーンなど、自ら行う活動によって、消費者が持つ印象をさらに強めることができる。
この分野で高い評判を獲得することは難しく複雑で、費用もかかることだ。だが、消費者からの高評価という見返りを得るためには、そうした努力は企業にとって価値あるものだといえる。