「社会的責任」で高評価の企業ランキング、1位は今年もグーグル 日本企業3社も上位入り

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RIのある幹部によると、CSRのランキングは主に、消費者の「認識」を反映するものだ。毎年公表されているこの順位は、消費者がどの企業を最も社会的に責任感のある会社だと「思っているか」の指標なのだ。企業にとっては、製品を宣伝するよりも、CSR活動について伝えることの方が難しいかもしれない。商品は宣伝をして市場に出し、消費者の目に直接触れるものだからだ。

この幹部は、「CSRに関する認識において世間に強い印象を与えている企業には、透明性があり、情報を提供し、偽りがなくみえ、他社より優れており、誠実である、などとみられているものが多い」と説明している。

CSRに関して印象が薄いと思われている企業には、テレビやラジオ、ソーシャルメディアなど、第三者であるメディアを活用することが有用だろう。また、すでに強い印象を与えている企業は、ウェブサイトやニュースレター、広告やソーシャルメディア・キャンペーンなど、自ら行う活動によって、消費者が持つ印象をさらに強めることができる。

この分野で高い評判を獲得することは難しく複雑で、費用もかかることだ。だが、消費者からの高評価という見返りを得るためには、そうした努力は企業にとって価値あるものだといえる。

編集 = 木内涼子

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