同シーズンの総収入と営業利益はいずれも、上場している英国のサッカーチームの中で最高額となった。業績が好調だった主な理由は、総収入が前年比36.3%増の3億5,400万ドルに達したことだ。スポンサー収入は同3.4%増にとどまる2億1,300万ドルだったものの、製品ライセンスや関連商品の販売が好調で、同208%増の1億2,900万ドルを稼いだ。小売・ライセンス部門の収入の増加は、2015年8月に締結したアディダスとのユニフォームサプライヤー契約に負うところが大きい。
ただ、昨シーズンはイングランド・プレミアリーグで5位に終わり、欧州サッカー連盟(UEFA)の2016-17シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(CL)への出場を逃した。出場権を獲得できなかった影響は大きく、昨シーズン中に株価が2%下落した原因の一つともされている。
CL出場権を逃したマンチェスター・ユナイテッドは、ルイ・ファン・ハール監督を解任。複数のトップチームを率いた経験を持つジョゼ・モウリーニョを新監督に迎えた。
なお、スペインのバルセロナは今年7月、2015-16シーズンの営業収益が前年比12%増の7億5,000万ドルに達したと発表している。