アフリカに「明かり」を、23歳起業家がソーラーパネル付バックに込めた思い

The Soular Backpack


「ソウラーとして次は、ワン・フォー・ワンのモデルを北米全域に拡大すること。バックパックを必要とする全ての人に、自分が1つ購入すれば、電気を必要としている子ども1人に“明かり”を贈ることができるものがある、という認識を広めたい」

HSNのサイトでは現在、ワン・フォー・ワン・モデルのバックパックが1つ49.95ドル(約5,120円)で販売されている。色は白とネイビーの2色展開だ。

ビスラムは今後も、ソウラーを“貧困に対する持続可能な解決法を見出す企業”にする取り組みを続けていく考えだ。

「貧困を軽減するための総合的なシステムをつくっていきたい」と彼女は言う。「銀行と提携して、浮いた灯油代が毎月子どものための中等教育基金に送られるようにしたい。雇用を創出するために、農村部の村でランプやバッテリーを販売するマイクロフランチャイズを展開したい––」

「電気がいかに教育や健康、経済の発展に重要かということを認識したことも、ソウラーを創業するきっかけだった」というビスラムはつい最近、ケニアに生産拠点を移転。現地でより多くの雇用を創出するなど地域内に影響を及ぼしている。

編集=森 美歩

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